トロフィーのペナントリボンをキレイに書く4つのポイントを解説!にじまない書き方も紹介

優勝カップやトロフィーには紅白のペナントリボンがついているのが一般的です。しかし、ペナントリボンの文字をじっくり読んだことがある人は、それほど多くないでしょう。

イベントや大会を主催するにあたり優勝カップやトロフィーの準備を進めていると、ペナントリボンの書き方に悩むケースも少なくありません。せっかく優勝カップやトロフィーを用意するなら、細部までこだわりたいところです。

この記事では、ペナントリボンの文字の書き方について解説します。文字がにじまない書き方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

また、ギフト大洋では、ペナントリボンについて豊富に扱っております。

トロフィーのペナントリボンに書く内容

トロフィーのペナントリボンをキレイに書くには?にじまない書き方やポイントを紹介

優勝カップやトロフィーのペナントリボンには、大会の回数とともに優勝者や優勝チームの名称を記載するのが一般的です。たとえば、「第〇回 優勝者名またはチーム名」のように記します。

ペナントリボンには大会名や日付に加えて「優勝」や「準優勝」などの順位まで書くケースもありますが、これらの情報が優勝カップやトロフィーの土台に記載されているならペナントリボンには記載しなくていいでしょう。ただし、ペナントリボンの書き方には明確な決まりがあるわけではないため、ペナントリボンにこれらの情報を記しても間違いにはなりません。業者にペナントリボンの作成を依頼する場合も、指定したとおりに文字を記載してもらえます。

ペナントリボンの書き方

トロフィーのペナントリボンをキレイに書くには?にじまない書き方やポイントを紹介

ペナントリボンに文字を書くときは、向き、色、配置・大きさなどに配慮する必要があります。ここでは、ペナントリボンの書き方について解説します。

文字の向き

ペナントリボンは、優勝カップやトロフィーから下げて取り付けます。そのため、文字の向きは縦書きが基本です。

縦書きの場合、数字は漢数字で記載するのが一般的です。ただし、ペナントリボンに記載する回数や日付の見やすさを重視するなら、算用数字を使用しても構いません。算用数字を使用すれば、スペースが狭くてもすっきり見せられます。

また、英字を記載するときは、文字数も考慮しながら見やすい向きで記載しましょう。チーム名や大会名などが英語で文字数も多い場合は、無理に縦書きするよりも横書きにしたほうが見やすくなります。ペナントリボン全体のバランスも考え、違和感なく読めるように配慮しながら文字の向きを決めましょう。

文字の色

紅白のペナントリボンに文字を書くときは、黒のインクが一般的です。文字がくっきりするため、見やすくなります。

ただし、「優勝」や「準優勝」などの順位のみを赤いインクで記し、目立たせるケースもあります。状況に応じて赤いインクも活用しましょう。

文字の配置・大きさ

ペナントリボンは、上部は1文字強、下部に1.5文字強のスペースを空けるとバランスがよくなります。絶対的なルールではないため、リボンの長さや全体の文字数も考慮してバランスが整うようにスペースを空けましょう。

なお、持ち回りのトロフィーには過去に作成されたペナントリボンがついています。スペースや文字の大きさなどを参考にし、そろえるようにするのがおすすめです。

にじまない文字の書き方

ペナントリボンに文字を記載するときは、文字がにじんでしまうケースもあります。ここでは、文字がにじまないようにするための方法を解説します。

布用の墨汁を使う

ペナントリボンに筆で文字を記す場合は、布用の墨汁を使用しましょう。布用の墨汁はプロの筆耕士も使用しています。

布用の墨汁は紙用の墨汁に比べてとろみがあり、布に文字を書いてもにじみにくいです。ただし、紙用の墨汁とは書き心地が違い、最初は文字を書きにくいと感じる可能性があります。特に凹凸がある布には文字が書きにくいため、あらかじめ練習したうえでペナントリボンを作成しましょう。

布用のペンを使う

筆書きにこだわる必要がないなら、布用のサインペンやマジックペンを使用するのもひとつの方法です。布用のペンは、学校の体操服、ゼッケン、上履きの名前などを書く際にも使用されています。

布用のペンを使用しても、まったく文字がにじまないわけではありません。文字がなるべくにじまないようにするには、あらかじめペナントリボンを水で少ししめらせておくと効果的です。ただし、しめらせすぎると文字が薄くなるため注意しましょう。

書く前にヘアスプレーをかける

ヘアスプレーが手元にある場合は、文字を書く前の段階でペナントリボンに吹きかけておくと文字がにじみにくくなります。ヘアスプレーにはコポリマーとよばれる成分が入っており、コポリマーが布の繊維に入り込んでインクが染み込むのを防いでくれます。

ペナントリボンにヘアスプレーを吹きかけておくと文字がにじみにくくなるだけでなく、ペンの滑りがよくなって書きやすくなります。ただし、ヘアスプレーがつきすぎると、かえって字が書きにくく恐れもあるため、適量を吹きかけるように心がけましょう。

濃墨とアクリル絵の具を混ぜる

筆書きする場合は濃い墨汁とともに同量のアクリル絵の具を用意し、それぞれを混ぜてインクを作る方法もあります。通常の濃さの墨汁ではにじみやすくなるため、必ず濃い墨汁を用意する必要があります。

ただし、このインクは、墨汁とは書き心地が大きく異なる点に注意してください。文字を書いているうちにアクリル絵の具が固まり始めるため、慣れないうちは文字が書きづらいと感じる可能性があります。慣れてくればペナントリボンを美しく仕上げられるため、あらかじめ練習しておきましょう。

ペナントリボンを書くときのポイント

トロフィーのペナントリボンをキレイに書くには?にじまない書き方やポイントを紹介

ペナントリボンを書くときは、さまざまなポイントがあります。ここでは、押さえておきたいポイントを具体的に解説します。

事前に練習しておく

ペナントリボンを書くときは、事前に練習しておきましょう。日常では布に文字を書く機会はあまりなく、慣れていないとイメージどおりに書き上げられないかもしれません。紙に文字を書く場合とは勝手が異なるため、最初からペナントリボンに文字を書こうとすると失敗する可能性が高いです。

ペナントリボンをコピーして練習用のリボンを紙で作ったり、別の布に同じサイズの枠を設けたりして文字を書く練習をしましょう。文字のサイズやバランスについても確認してください。

過去のリボンと同じようにする

ペナントリボンの文字の書き方や記す内容に迷う場合は、過去のリボンをチェックして同じようにするのが無難です。過去のペナントリボンと比較したときに構成や大きさが異なっていると、見た目も不自然な印象になります。意図的に変える必要がある場合以外は、過去のペナントリボンにあわせて作成しましょう。

なお、トロフィーが持ち回りではないなら、基本的には自由に記載して構いません。バランスを意識しながらペナントリボンを作成しましょう。

余白が多すぎる場合はリボンを切る

ペナントリボンの上下のスペースを空けすぎると、全体のバランスが悪くなります。文字数が少ない場合は、ペナントリボンをカットして長さを調整しましょう。ペナントリボンを縦半分に折って45度の角度でカットすると、先がきれいなV字になります。ただし、折り目が残らないよう、軽く折るようにするのがポイントです。

持ち回りの場合はほかのペナントリボンとそろえる必要があるため、無理にカットする必要はありません。

筆耕士や業者に依頼する

ペナントリボンの文字をきれいに書く自信がない場合や、見栄えにこだわりたい場合は、プロの筆耕士や業者に依頼するのもおすすめです。特に、ペナントリボンに小さな文字を多く記載したいなら、自分で美しく仕上げるのは簡単ではありません。たとえば、チーム名だけでなくメンバー全員の名前も記載したいときは、プロに依頼すると安心です。

まとめ
優勝カップやトロフィーにつけるペナントリボンをきれいに仕上げるためには、基本的な書き方をしっかり押さえておく必要があります。文字がにじみやすいため、対策をとって美しく書けるようにしましょう。

自分で文字を書く場合は、あらかじめ練習しておくと失敗を防げます。より完成度の高いペナントリボンを作成したいときは、プロに依頼するのもひとつの方法です。

文字をきれいに仕上げ、優勝カップやトロフィーにふさわしいペナントリボンを作りましょう。