トロフィーと優勝カップの意味や違いは?レプリカ作成や選び方を解説

スポーツ大会やゴルフコンペの表彰の際は、トロフィーや優勝カップ、記念盾が贈られるケースがほとんどです。そのため、大会や表彰式といえばトロフィーや優勝カップ、記念盾が贈られるというイメージを持つ人も多いでしょう。

ただし、トロフィー、優勝カップ、記念盾はそれぞれどのような場合に贈られるのか、よくわかっていない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、トロフィー、優勝カップ、記念盾の違いを説明したうえで、それぞれの選び方を解説します。扱い方も説明するため、ぜひ参考にしてください。

 

トロフィーと優勝カップの違いとは?

有限会社ギフト大洋_トロフィーと優勝カップの違いとは?レプリカ作成や選び方を解説

トロフィーと優勝カップは似ていますが、意味や役割には微妙な違いあります。ここでは、トロフィーと優勝カップの違いを説明します。似た用途で贈られる記念盾との違いも解説するため、それぞれの特徴を押さえましょう。

トロフィーの意味と役割

トロフィーとは、競技で優勝や入賞した人や団体に記念として贈る杯や盾などのことです。一般的には、全体が塔のように細長い形をしており、台座にスポーツ選手や女神の像がのっているものをトロフィーと呼びます。もともとは、競技での勝利を称えるために贈るカップや盾は、いずれもトロフィーと表現されていました。

トロフィーの起源は、紀元前の古代ギリシャ時代です。戦いに勝利した際、敵から奪った防具を戦利品として飾ったのが始まりだといわれています。武器や盾などを樫の木の幹に飾り、勝利を讃えました。

優勝カップの意味と役割

優勝カップも、トロフィーと同様に優勝や入賞した人や団体に対して贈る記念の品です。基本的に、優勝カップはトロフィーに含まれますが、トロフィーの中でも特に杯を優勝カップと表現します。優勝カップは、ゴルフコンペや相撲などの優勝者に贈られるケースがよくみられます。

優勝カップも、古代ギリシャ時代に誕生しました。戦いで倒した敵の頭蓋骨を持ち帰り、勝利を讃えるために飾ったのが優勝カップの起源だといわれています。その後、金属や宝石で装飾を加えるようになりました。カップにお酒を注ぎ、戦いで活躍した人に振る舞われていたそうです。

記念盾の意味と役割

記念盾も、トロフィーや優勝カップのように記念の品として受賞者へ贈ります。たとえば、企業での各種表彰式で贈られたり、勤続記念や退職記念の品として渡したりします。

盾の起源は、トロフィーや優勝カップと同じです。もともと盾は、戦いの際に敵の攻撃から身を守るために使用されていました。そして、これから戦いに出る人や戦いで活躍した人に対して盾が贈られるようになり、記念の品として扱われるようになったといわれています。

記念盾は文字を入れたり装飾できたりする面積が広いため、さまざまな情報を添えることが可能です。

本杯とレプリカについて

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優勝カップやトロフィーは、取り切りまたは持ち回りという方法で贈ります。状況に応じ、適切に本杯とレプリカを使い分けましょう。

ここでは、取り切りと持ち回りをそれぞれ確認したうえで、レプリカを作成する際の注意点を解説します。

【取り切り】一度きりの大会・イベント

取り切りは、単発で開催する大会・イベントで、優勝カップやトロフィーなどを渡す方法です。毎回オリジナルの優勝カップやトロフィーを作るため、本杯そのものを授与された人の手元に残せます。レプリカを作成する必要ありません。

日付や名前などの細かい情報も、優勝カップやトロフィーに直接刻印できるため、基本的にペナントは使用しません。

優勝カップやトロフィーは、取り切りで授与されるケースが多くなっています。

【持ち回り】定期的に開催される大会・イベント

持ち回りは、定期的に何度も開催される大会・イベントで、繰り返し同じ優勝カップやトロフィーを渡す方法です。前回トロフィーや優勝カップを受け取った人は、新しく大会・イベントが開催される前に返還する必要があります。

持ち回りで授与する優勝カップやトロフィーに刻印されているのは、大会・イベント名や賞の名称のみです。受賞した団体や個人の名前は、優勝カップやトロフィーつけるペナントに記載します。そのため、ペナントを見ると受賞歴を確認できるようになっています。

しかし、トロフィーや優勝カップを返還すると、受賞した団体や個人の元には何も残りません。そのため、優勝カップやトロフィーのレプリカを作成して贈るケースが多くなっています。

レプリカは授与者ごとに作成するため、大会・イベントや賞の名称だけでなく、受賞した団体や個人の名前、回数、スコアなどの詳しい情報まで刻印できます。

レプリカ作成時の注意点

レプリカは本杯を基に作成します。優勝カップやトロフィーの本物は本杯であり、レプリカはあくまでも本杯の代わりです。

本杯はサイズが大きいため、広い保管スペースが必要になりますが、レプリカは本杯に比べて小さめに作り、管理しやすいようにするのが一般的です。

ただし、レプリカのグレードを下げすぎると陳腐になり、受け取った人が気を落とす恐れがあります。サイズを小さくしつつ、受賞した栄誉をしっかり讃えられる見た目のレプリカを作成しましょう。

トロフィーや優勝カップの選び方

有限会社ギフト大洋_トロフィーと優勝カップの違いとは?レプリカ作成や選び方を解説

トロフィーや優勝カップを選ぶときは、さまざまなポイントを意識する必要があります。ここでは、具体的な選び方を解説します。

予算はいくらか

トロフィーや優勝カップは予算にあわせて選びましょう。あらかじめ、どの程度の予算を割けるか具体的に検討しておくとスムーズです。

トロフィーや優勝カップを選ぶうえでは、本体の購入費以外にもさまざまな費用がかかります。具体的には、文字を刻印したりペナントをつけたりするとその分の追加費用が必要です。

また、本杯に加えてレプリカを作成する場合や、トロフィーや優勝カップとともに記念品を授与する場合は、さらにそれぞれ追加費用がかかります。

持ち回りか切り取りか

すでに解説したとおり、トロフィーや優勝カップの扱い方は持ち回りと切り取りの2種類があります。大会・イベントの開催状況にあわせ、持ち回りと切り取りのどちらでトロフィーや優勝カップを授与するか決めましょう。

特に、持ち回りの場合は豪華なトロフィーや優勝カップを作成するのもおすすめです。また、持ち回りならどのようなレプリカを作成するかも検討する必要があります。

デザインや文字をどうするか

予算によって採用できるデザインは異なります。トロフィーや優勝カップの費用は5,000円以下から数万円以上と幅広いため、予算に余裕があればその分だけ豪華なデザインも選べるようになります。

また、どのような文字を刻印するかも検討しなければなりません。見栄えのいいトロフィーや優勝カップを作成するためには、記載する内容だけでなく、文字のサイズや配置も重要です。プロの業者によく相談し、見栄えがよくなるよう全体のデザインとともに調整してもらいましょう。

記念品は必要か

トロフィーや優勝カップを授与するときは、記念品を一緒に贈る場合もあります。その場合、トロフィーや優勝カップとともに記念品も発注しましょう。

記念品の贈り方は、大会・イベントによってさまざまです。参加賞として全員に贈呈するケースもあれば、トロフィーや優勝カップを受け取る優勝者以外に渡すケースもあります。また、表彰の対象が団体なら、その団体に所属する個人に対して記念品を贈るのも一つの方法です。

記念品としては、メダルやバッジのように飾れるものだけでなく、ストラップや置き時計など日常で使えるものもよく選ばれています。

【まとめ】
トロフィー、優勝カップ、記念盾は、いずれも大会やイベントで優勝・入賞した人に対して授与します。持ち回りと切り取りのどちらにするかによっても、トロフィーや優勝カップなどの作成方法は変わります。状況にあわせ、最適なものを選べるように検討しましょう。記念品も贈るなら同時に手配するとスムーズです。

トロフィーや優勝カップなどは大会・イベントを盛り上げる重要なアイテムなので、この記事で紹介したポイントをしっかり押さえて選びましょう。